海に囲まれている島国の、この日本を考えるとき
自然はいつまでも私たちを受け入れてくれるだろうか。
田や畑の作物は人間の糧にいつまでもなってくれるだろうか。
昔、日本が当たり前に米や野菜を育て、その土地の文化や風土を愛し、自然とともに 生きること。
それが、生活の中で普通に息づいていた。
しかし、今、便利さや私利私欲だけを追い求め、大切なものを失ってしまったような気がする。
大地の恵み充分に得た季節の作物をこの国の人が感謝の気持ちで頂く。
「いただきます」
もし、こんな当たり前のことが出来ないで
私たちは幸せと言えるのだろうか。
強いものだけが生き残れる時代はもうそろそろ終わりにしたい。
人が道を外れ、すべてを失ってしまう。
これからは、細く長く息づいてきたものや、小さくても光るものを応援したい。
狭いけれど、日本の田畑で思いを込めて育てられた作物は、大切に調理され、美味しい料理となり皆が笑顔で食卓を囲む。
ささやかで、ほっとする幸せの時間。
そんな、ひとときを提供したい。